骨折・脱臼によくある症状
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転倒して手をついた後、手首付近が変形して腫れてきた
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柔道で背負い投げをしようとした際に肩が外れてしまった
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野球のヘッドスライディングをした際に指の骨が折れてしまった
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バレーのスパイクをブロックした際に小指の関節が外れてしまった
骨折・脱臼はスポーツで起こりやすいもの
スポーツにはケガはつきもので、特に激しく接触、転倒した際には
骨折、脱臼をしてしまう危険性があります。
どんなに気をつけていても、ケガはしてしまうものですよね。
では、もし骨折、脱臼が疑われる場合はどうすれば良いのでしょうか?
こちらの記事では骨折、脱臼をテーマに、
「症状」と「自分でできる対処法」についてまとめてみました。
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「整骨院はどんな時に行けばいいの?」と疑問に思っている方は多いと思います。
こちらの記事では、整骨院の保険診療についてまとめてあります。 -
手技療法では手の感覚を頼りに、個人個人の身体にあった施術が可能になります。
現代では様々な健康器具が開発されていますが、やはり「人の手」の安心感には勝てませんよね。
本記事では「手技療法」をテーマに「手技療法が身体に与える影響」「手技療法によって改善できる症状」についてまとめてあります。
骨折・脱臼とは?どんな症状なの?
骨折は「骨が折れている状態」のことを言い、完全に折れたものだけではなく、
「ひびが入っている」
「骨が欠けている」
なども骨折になります。
また、一回の外力ではなく、繰り返しの外力を受けることによって発生する「疲労骨折」もあります。
一方の脱臼は「関節が外れた状態」のことを言い、完全に外れた「完全脱臼」と、一部だけが外れている「不完全脱臼(亜脱臼)」
に分類されます。
骨折、脱臼はともに骨、関節に大きな外力が加わることによって発生します。
もちろん事故や転倒、転落など日常生活でも起こりえますが、サッカー、ラグビーなど激しい衝突や転倒が多いスポーツに発生しやすいケガになります。
よってスポーツが盛んな10代〜20代に多くみられるケガとなっています。
【骨折の症状】
・内出血、腫脹
骨折の際に受けた外力で周りの組織が損傷し、内出血、腫れが出てきます。
また、骨自体にも血管が豊富に走っています。
骨折はその他のケガに比べてもかなり多くの出血がみられ、骨折部位から離れた箇所にも内出血と腫脹が広がることもあります。
・圧痛
折れた箇所に限局した圧痛(押した時の痛み)が見られます。
・見た目の変化
骨折した骨が大きく転位した場合には、見た目の変形が見られます。
また、転位が大きい場合、折れた骨同士がぶつかって発生する「軋轢音」を触知できるのも骨折の特徴です。
【骨折しやすい部位は?】
基本的に外力が加わればどこでも骨折する可能性はありますが、身体の出っ張っている部分、例えば「鎖骨」「肋骨」「指」「脛骨(すねの骨)」「鼻骨」「尾骨」などが骨折しやすい箇所になります。
【脱臼の症状】
・内出血、腫脹
関節が元にあった箇所から逸脱しますので、関節周りの血管を損傷し、内出血と腫脹が現れます。
・弾発性固定
関節が外れますので、関節の変形が見られます。
また、外れた状態で関節が固定されてしまう「弾発性固定」も脱臼の特徴の1つです。
【脱臼しやすい部位は?】
肩関節の脱臼が一番多く、その他には肘関節、顎関節、肩鎖関節などにもよく見られます。
骨折・脱臼した場合はどうしたら良い?処置法を紹介します!
「スポーツで激しく転倒した際に肩の関節が外れた」
「野球のデッドボールで指を強打し、激しい痛みと腫れが出てきた」
このように脱臼、骨折が疑われる場合はどのような対処が必要なのでしょうか?
間違えた対処法はケガの悪化に繋がります。
正しい応急処置を身につけましょう。
●RICE処置
ケガをした際には素早いRICE処置が重要となってきます。
・Rest(安静):損傷部位が悪化しないように安静にします
・Icing(冷却):内出血、腫脹を抑えるために患部を氷で冷却します。
氷のうやビニール袋に氷を入れて感覚がなくなるまで患部にあてます。
一旦冷却をやめてまた痛みが出始めたら感覚がなくなるまで冷やすを繰り返してください。
・Compression(圧迫):内出血、腫脹を抑えるために患部を包帯やバンテージなどで圧迫します。
・Elevation(挙上):内出血、腫脹が溜まらないように患部を心臓より高い位置に挙上します。
●最近主流になりつつあるPOLICE処置
RICE処置は保健体育の授業でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
しかし、最近ではRestの部分がProtection(保護)+Optimal Loading(最適な負荷)に変わった「POLICE処置」がスポーツ現場では主流になりつつあります。
安静にして動かさないよりはシーネや添え木で「保護」しながら、「最適な負荷」をかけた方が、治りが早いということがわかってきたのです。
適度に動かした方が、血流を改善できて患部に回復に必要な栄養素を運びやすくなるからなのですね。
●なるべく早く専門家に整復してもらいましょう
あくまでRICE処置は応急処置であり、骨折、脱臼が疑われる場合は早急に整骨院、整形外科などに相談しましょう。
整骨院は骨折・脱臼の専門家なので、骨の位置を戻す「整復」を行ってくれます。
ただ、整骨院は病院ではないので、レントゲンで診断を受けるには整形外科にいく必要があります。
●日常でできる対策法
脱臼は一度起こしてしまうと、関節の受け皿部分が損傷したり靭帯がゆるくなるので再脱臼しやすくなります。
肩関節は特にクセになりやすいので、「外旋(肩を外側に捻る動作)」「伸展(腕を後ろに伸ばす動作)」はなるべく避けるようにしましょう。
スポーツに復帰する場合はテーピングで固定しておくと良いでしょう。
ただ、どうしても習慣的に脱臼してしまう場合は、手術した方が関節が安定する場合もあります。
関節が不安定でスポーツなどで支障が出る場合は、専門家の方に一度相談してみると良いでしょう。
ONE鍼灸整骨院【骨折・脱臼】アプローチ法
骨折・脱臼をしてしまった際には、まず応急手当を行います。
応急手当後の施術は医師の同意のもと行う為、専門の病院をご紹介いたします。
骨折・脱臼は我々の専門職です。
ぜひ安心してご来院ください。
著者 Writer
- 院長:長井勇矢
- 平成4年5月27日、O型
趣味:サッカー、子育て
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