肩こりの原因は普段の姿勢?【押さえておきたいポイントを解説】

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倦怠感

肩こり

こんにちは。ONE整骨院、院長の長井です。

 

皆さん一度は ”背筋を伸ばして座りなさい”

と、怒られたことがあるのではないでしょうか。

私自身も小さい頃にはよく怒られた覚えがあります。

では、なぜ背筋を伸ばして座らなければならない
のか考えたことはありますか?

答えは背筋を伸ばして座った方が肩こりになりづらい
からなんですね。

肩こりと姿勢にはとても深い関係があります。

今回のコラムでは肩こりの原因や対策、
気を付けるべき姿勢のポイントなどを
分かりやすく解説していきます。

 

どういう姿勢が悪い姿勢?気を付けたいポイント3点


そもそもまずどんな姿勢が良い姿勢で、
どんな姿勢が悪い姿勢なのかわかりますか?

肩こりになりにくい良い姿勢とは背骨で頭を支えられている
姿勢だと私は思っています。

悪い姿勢とはこの逆で、頭を背骨で支えらえていない状態
を指します。

もう少し細かく見ていくと悪い姿勢には3つのポイントが
あります。

 

骨盤の後傾

座っている時にイスに浅く腰かけてしまうと骨盤が
後ろに倒れた状態になってしまいます。

この状態では背骨が本来の形状を保つことができず、
後ろにせり出してきます。

いわゆる”猫背”の状態ですね。

猫背になると背骨で支えていた頭が前に移動し、
背骨で支えられなくなってしまいます。

 

肩甲骨の巻き込み

頭が前に出てくるのに伴って、肩甲骨も前方に引き出されます。

こうなってしまうと前側の筋肉は常に短縮、後ろ側の筋肉は
常に伸長のストレスを受け、固まっていきます。

肩甲骨の動きが悪くなると肩甲骨に付着する他の筋肉も硬くなり、
肩回り全体の動きが滞ってしまい、

肩こりや40肩などの大きな原因になってしまいます。

 

頸部の前方突出

正常な頸椎は本来、前弯(前に反っている)しているのですが、

姿勢が崩れてくると、頸は前にせり出してきて、前弯が消失
してしまいます。

そうなると頭の重さを軽減しにくくなり、頸や肩の筋肉への
負担が大きくなってしまいます。

いわゆる”ストレートネック”ですね。

ストレートネックは肩、頸周りの不調の原因になります。

 

この3つが揃ってしまうと肩、頸の負担が大きくなり、
肩こりや様々な障害を引き起こしてしまいます。

 

姿勢が崩れる原因は日常生活に隠れている


では、どういった原因で姿勢は崩れていくのでしょうか?

様々な原因があると思うのですが、大きくはこの2点
ではないかと私は考えます。

・筋力低下

・生活習慣

こちらも詳しく説明していきます。

 

筋力低下

筋肉には2種類の筋肉があり、それぞれ役割が違います。

1つ目は身体を動かす筋肉です。この筋肉が働くことによって、
歩いたり、座ったり、運動することができるんですね。

この筋肉が弱ってくると、思うように身体が動かなくなったり
疲れやすくなってしまったり、ということが起こります。

2つ目は身体を支える筋肉です。この筋肉は立っている状態を
維持したり、正しい姿勢を保持したりする仕事をしています。

この筋肉が弱ってくると同姿勢が辛くなってきたり、
姿勢を保つのが辛くなってきます。

どちらも大切な仕事をしているのですが、姿勢に関しては
2番目の筋肉が大きく関係してきます。

身体を支える筋肉が弱ることによって、自分の身体も
支えられなくなってしまい、重力に負けて姿勢が崩れて
しまいます。

こういった筋肉は運動不足により弱っていくので、

運動習慣のない方は注意が必要です。

 

生活習慣

現代は様々な職業があり、働き方も色々ですよね。

人間の身体は本来運動するのに適した身体なので、
同姿勢を長時間続けることなどは苦手です。

しかし、デスクワークを長時間しなければならない方や、
立ちっぱなしで接客しなければならない方も多いのでは
ないでしょうか。

苦手なことを続けるのはストレスですよね。

身体も苦手なことを続けていると段々楽な方に逃げていきます。

特に筋力が弱っている人ほど、楽な姿勢=悪い姿勢

であることが多いです。

そういったものの積み重ねが姿勢の崩れに繋がってきます。

 

対策


では、どうすれば姿勢が崩れるのを防げるのでしょうか?

実際、仕事での長時間のデスクワークの時間を短くするのは

難しいと思いますし、生活習慣を改善するのにも、
時間がかかります。

そこで私がオススメするのは仕事や姿勢によってかかってくる
負担を軽減させることです。

具体的にはこんな方法があります。

 

座っている時の姿勢を補助

長時間のデスクワークをする際、いい姿勢を保ち続けるのは、
なかなか難しいので、座位を保持してくれる道具を使って、
身体を補助しましょう。

私のオススメは背もたれと背中の間に置くだけで骨盤の位置を
矯正してくれる、MOGUクッションです。

背もたれのある椅子は浅く座ってしまいがちですが、

浅く座ると骨盤が後傾してしまい、色々なところに負担が
かかります。

MOGUは座り方を正してくれるだけでなく、骨盤の位置を
正しい位置に矯正してくれます。

骨盤の位置が正常な位置にあるだけで、背筋の負担はかなり
下がるので凝ってくるのを防ぐ効果が期待できます。

 

肩甲骨を動かす

肩こりで固まってくる筋肉は肩甲骨に付着している筋肉が
多いので、肩甲骨の動きが固まると、伴って硬くなることが
ほとんどです。

なので、肩甲骨の動きが悪くならないようなエクササイズを
することをオススメ致します。

肩甲骨は上下左右に動く骨なので、一方向だけの動きだけでは
不十分です。

なので肩甲骨の運動では円を描くように回すことを意識して
行いましょう。

また、肩甲骨が離れるような動きは日常のなかで多く、
反対に寄せるような動きは少ない傾向にあるので、
日常少ない動きを意識して行うとより効果的でしょう。

このように、かかってくる負担を軽減させることができれば、
身体の負担は大きく変わってくるでしょう。

また、「椅子と机の高さが合ってない」

「胡坐をかきながらパソコンをしている」など

環境面に問題点がないかを考えるのも負担を軽減させる上では
とても大事になるので、一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

まとめ


以上の内容をまとめるとこんな感じです。

・悪い姿勢のチェックポイントは

骨盤の後傾
肩甲骨の巻き込み
頸部の前方移動

の三点が重要。

・姿勢が崩れる原因は「運動不足」や「普段の姿勢」などの
生活習慣に隠れている。

・対策は「かかってくる負担を軽減させる」ことを意識する。

慢性的につらい肩こりはしょうがないとあきらめがちですが、
姿勢や生活習慣などを見直すことで、治る症状もたくさん
あります。

皆さんも一度自分の身体と向き合ってみてはいかがでしょうか?

著者 Writer

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院長:長井勇矢
平成4年5月27日、O型
趣味:サッカー、子育て
 

当院のご紹介 About us

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